
こんにちは、つるいち薬局です。
うつ病や不安障害などの心の病の治療をされている方の中には、「症状が良くなってきたのに、なぜ薬を飲み続けないといけないんだろう?」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、心の病の治療における継続の重要性について、皆さまの疑問にお答えしたいと思います。
症状が良くなったのは「薬が効いている証拠」
心の病の治療で使われるお薬は、脳内の神経伝達物質のバランスを整えることで、心の不調を和らげる働きをします。症状が安定してきたと感じるのは、まさにそのお薬が効果を発揮している証拠です。
しかし、症状が改善したからといって、脳内のバランスが完全に元に戻ったわけではありません。もし自己判断で薬の服用をやめてしまうと、このバランスが再び崩れてしまい、症状が再発するリスクが非常に高くなります。
お薬は、体でいうと、骨折した部分を固定するギプスのようなものです。ギプスは、骨がくっつくまで外してはいけません。それと同じように、心の状態が安定し、完全に回復するまで、お薬という「支え」が必要なのです。
継続治療が未来を守る
心の病の治療は、再発を予防することが非常に重要です。再発を繰り返すと、治療が長引いたり、お薬の効果が出にくくなったりすることがあります。継続的な治療は、この再発を防ぎ、長期的な心の安定を守るための大切なステップです。
また、お薬を飲み続けることで、心の状態が安定し、日常生活や社会生活を無理なく送れるようになります。趣味を楽しんだり、仕事に集中したり、大切な人と笑い合ったり…そうした「当たり前の日常」を守るためにも、継続治療は欠かせません。
薬剤師からのメッセージ
「薬に頼りたくない」という気持ちも、よく分かります。しかし、お薬はあなたの弱い心を責めるものではなく、つらい症状からあなたを守るための大切な道具です。
「飲み忘れが多い」「薬を減らしたい」といったお悩みやご希望があれば、決して一人で抱え込まず、まずは主治医や私たち薬剤師にご相談ください。
私たちは、皆さまの心の健康を全力でサポートします。
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つるいち薬局
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